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宿題同居問題

平日、子どもたちは下校後すぐに宿題を広げます。
計算ドリルや漢字ノート、学校、クラスによって内容は様々、そしてそのスピードにも個人差があります。
ある子は始めたと思うと、じきに「終わった。あとは明日でいい」と宣言をする事もあり、ある時不審に思ったスタッフがプリントを確認しました。
「0」の掛け算問題、つまり答えがすぐに「0」とわかる回答のみ記載(1/3程度)して、残りはすべて後回しにするという「省力化」を実施しているのでした。
そういうタイプの子は何事にも俊敏で、特に外出の際はとても助かります。また、下校時は真っ先に昇降口に待機してくれますし、活動的でお話好きで盛り上げてくれます。(忘れ物も多いですが)
一方、じっくりと丁寧に進めるタイプの子もいます。
困った子がいると助けてくれたり、バランスをとってくれるありがたい存在です。
このようにいろんなタイプの子が円卓を囲みます。
スタート数分間はいいのですが・・。
前者のタイプの子は宿題が終わるとすぐに椅子から離れ、巡回を開始します。スタッフの背中に乗ろうと試みる、歌を歌い出す、ピアノをひく、ギターをさわる・・・
同居しているフロアでは、「待ってあげないと」という気持ちはありつつも「まだおわらないの~、遊びたい~」が我慢できず、そして一方は「ちょと静かにしてよ」となってしまうのです。
私は多少の雑音の中でも、集中できる訓練も必要だと思います。しかしながら、やはり勉強に集中している子をできるだけ優先してあげたいと考えています。
そして、早くあそびたい方の気持ちもよくわかります。
私自身、テストは見直さない、わからない問題はやらない、68点とれればいい、一刻も早く教室から出たいと思っていましたので。
このように、ビッグフットでは同じフロアであるが故の「宿題同居問題」を抱えています。
少しでも集中できるエリアを作りたいとは思っておりますが、すぐの実現は難しそうです。
そんな時、スタッフからある提案がありました。
ちょうど、夏休みの新入生へのルール説明会を検討していた時期でした。
できれば大人目線での説明ではなく、子どもたちにも参加してもらえないだろうか。
スタッフからの提案は「宿題終わった子たちに、ルール説明を考えてもらったらどうか」というものでした。
なるほど、さっそく宿題終わり3年生チームに協力を要請しました。
すると「省力化」3年生が、「紙に書く」と真っ先に裏紙を取りに走り、マジックでアイデアを次々と書き出し始めたのです。
宿題の終わったほかの子も、「何々?」と続々と集まってきて、これも、あれも、私も書く、クイズ形式にする、などと想像以上に盛り上がり、そしてなんと夏休み初日に、みんなで発表してくれるという素晴らしい運びとなったのです。
こんなにやる気になってくれるなんて、想像以上の反応にスタッフも大喜びです。
しかし、女子7名の放出されるエネルギーが簡単に一方向に向かうはずはなく・・・、

詳細はまたの機会にさせて頂きます。