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ある家庭での中一

BigFootに中学生はいませんが、ある家庭での中一の生態を記します。
日曜日なのになぜか学校の体操服を愛用している中一、普段は毛布にくるまっていますが、「お菓子のゴミ!」と注意を受けると、
むくりと起き上がり、ステップを踏みながら周回し、「シュッシュッシュッ」とエアーパンチを何度も何度も繰り出してきます。しばらく無視されると、今度は背後に回ってしゃがみこみ、指を両手で合わせ尻をつつきにきます。
いつまでも構っていられないので、トイレに行くと、後ろからついきて、ガチャガチャガチャ、開錠しようと試み、断念すると電気のスイッチを消して去っていきます。
風呂の時は、シャンプーのタイミングを狙っているようです。
くつろいでスマホをみていると、台所からカチャカチャと音がします。なんだろうと思っていた矢先、保冷剤を片手に突如ダッシュ、シャツの下の腹を狙ってきます。
反撃をしようものなら、待ってましたとばかりに歓喜の声をあげながら再び冷凍庫に向かい、収束までに多大な時間を要してしまう結果となります。
この前はガラガラと扉があき、「えっほ、えっほ、えっほ、えっほ、〇〇〇(親の名前)がデブって伝えなきゃ、えっほ、えっほ」ガラガラガラと、去っていきました。
しばらくすると活動に飽きてしまうのか、再び毛布にくるまり、「中学は課題が多すぎる」などとぶつぶついいながらお菓子を食べ始めます。
はあ~、と課題を取り出し、シャーペンをくるくると回しながら「はやくドッチボールがしたい」

このように賢い男子の執拗な活動に対し、我々はどう対処したらいいのか。
相手はリアクションを引き出すため、あらゆる手法を試してきます。
そして期待以上のリアクションを引き出した時、中一の脳内は大量の快楽物質で満たされ、脳からは「もう一回、もう一回」と緊急指令が出ているに違いありません。

私は牛のことを思い出します。
牛は顔の周りを虫が飛んでいようが、頭に小鳥が数羽のっていようがたまに尻尾を動かす程度で、泰然と、そして穏やかに寝そべっているではありませんか。
寛容な心、そして淡々と受け流す。

中一は活動に煮詰まり、神社へボール遊びをしに行ったようです。
ある家庭の話です。