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開所より1年

創業から1年というのは、大きな通過点でもあり、一定の評価を受けることができる重要な区切りでもある、とある方がおっしゃっていました。
昨年5月18日の開所式からちょうど1年、昨日は雨の土曜日でしたが、BigFootが恵まれた環境にあることを改めて気付かされた一日となりました。

学童の定員は1.65㎡に一人が目安となりますので、90㎡あるBigFootの室内は決して狭いという事はありません。
しかしながら外遊びに慣れている私達にとって、まことに贅沢な話ですが、雨の日はなんだか少々、窮屈な気持ちになってしまう感は否めません。
昨日は雨で、外遊びができませんでした。

室内で一日過ごすとどうなるか。
2人が椅子の周りを全力で周回しています。
3年生は床にテープを貼りたいと言い出しました。
側転をするから、床にラインが必要なのだそうです。
数名が側転を始めました。
1年生は避難し、当たりそうになるものは遠ざけましたが、側転開始からしばらく、案の定、ガシャン、かかとがなにかに当たったようです。
「ちょっと、いったんやめようか」となりました。
 開所間もない時期の事、事務作業に集中できるように、ローラー付きの肘掛け椅子を持ち込みました。
しばらくは快適に使っていましたが、ある雨の日以降、児童を輸送する娯楽用の移動手段と化してしまいました。
安全性を考慮し、現在は休眠状態です。
 
 雨の日は人口密度が高く、頻繁に声をかけられます。
「こっちきて」「いいからこっちきて」「とにかくこっちきて」「2人で人生ゲームがやりたい」「そこに座って見といて」「隠れるから探して」「ラジコンみたいに操作するからそのとおり動いて」。
同時多発的に声がかかります。
足並みが揃うのはかくれんぼの時。
昨日はカーテンをあけると中から3年生がでてきてびっくりしました。

「外行きたい、外行きたい」
雨に濡れたグラウンドを眺めます。
そしてその時、いかに恵まれた環境にいるのかを実感するのです。

晴れた日は存分にエネルギーの放散できます。
トランポリンに殺到、側転、サッカー、野球、鬼ごっこ、水槽の水交換。
子ども達の脳内は、「次は何して遊ぼうか」で埋めつくされているようです。
屋内外を何度も往来、靴は脱ぎ散らかされ、汚れた靴下が転がり、葉っぱが室内に混入します。
遊び相手は必ずしも一定ではなく、離合集散、合従連衡を繰り返し、遊びの種類は目まぐるしく変化します。
私が留意していることといえば、トランポリンの定員、ゲートから出ないこと、水分補給くらいで、雨の日と比較して大幅に活動範囲が増える割には、なぜか安心して見守ることができるのです。
それはなぜかというと、外での楽しい遊びを維持するために、各々がきちんとルールを守っているからではないか、と考えています。

この1年、子ども達のエネルギーに圧倒されました。
特に、女の子の活発さには大いに驚かされました。
太陽の下でたくさん活動した、実りある1年となりました。

最後に、一年間、共にBigFootを作りあげてくれた、ご利用の皆様、スタッフの皆様、ご協力頂いたすべての皆様、そして楽しく愉快な子ども達へ、改めて感謝申し上げます。
次の一年がさらに実りある一年となるよう、引き続き宜しくお願い致します。


















この一年の活動で、改めて目指す学童像が鮮明になってきたと思っています。