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車で出発の際、「○○ちゃんの隣がいい」「俺は助手席」とまず席順で揉めます。
なぜか大人が狭いところに密集して座っている場合もあります。
そして水筒を忘れて取りに行ったり、全員がシートベルトをするまで、一定の時間を要します。(ここまでで約10分)
出発すると、「窓をあけて」や、家であったことなどの楽しい話題が続きますが、そのうち女子たちが「しりとり」などの言葉ゲームを始めます。しばらくは和やかですが、盛り上がるにつれ、男子たちから「うるさい」とクレームが付きます。女子たちも「そっちのほうがうるさい」と負けじと応戦します。収拾がつかないときはスタッフに頼んでスマホで「しなこワールド」を流します。
高速に入るとなぜか少し落ち着き、しばし静かな時間が訪れます。
約半分の行程にくると、だいたい「あと何分?」と訊かれます。後ろから「ちゃんと座って」というスタッフの声が聞こえてきます。誰かがスタッフの耳元をつついて注意されているようです。
目的地につきました。我先に降りようとする子どもたちをなだめます。
駐車場では大人しく手をつないで歩いていた子どもたちですが、入場した瞬間、走り出します。
「走らないで!」スタッフの声が響きます。
だいたいは、目につく最初の展示物に群がっています。
じっくり見る子、先を急ぎたい子、様々です。
さあ、楽しかった。
では帰りましょう。お土産を買ったり、みんなご機嫌です。
車に乗ります。席順の「往きと帰り問題」で少し揉めることもありますが、ほぼ順調です。
高速に乗ります。
(妙に静かだな。疲れて寝てるんかな)運転しながらミラーをみます。
寝てたのはスタッフでした。こどもたちは起きてました。
またしりとりが始まりました。
ようやくBigFootにつきました。
子どもたちは入口に群がり、「早く開けて」と要求します。
開錠するやいなや、素早く入り込み、中から鍵をかけます。
「おやつ無しね」というと、ほぼ開けてくれます。
と、だいたいがこのパターンでした。
大人もこどもも楽しい夏休みでした。