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水からの防衛
6月のある午後です。子供達が外遊びをしたいと言い出しました。
なんとなく危険な感じがしたので、もう一人のスタッフに「じゃあ外お願いします。あ、忘れてた。お茶を冷やさないと」等といいながら私は室内に残りました。
外から「わー」「きゃあ!きゃあ!」という大人と子供達の歓声が聞こえてきました。
ところがしばらくすると「ぎゃあ!」という大人の叫び声が聞こえてきたのです。
こっそりとガラス戸から外を見ると、
「あらら・・、ずいぶん派手に・・・。」
そこにはすでに手遅れの状態となったスタッフの姿があったのでした。
当然のことながら、翌週も同じ遊びがリクエストされました。その時は私が外でした。
私は先週の教訓を生かすべく対策を立てていました。ホースノズルで吐出量を減らす。
「〇〇ちゃん、ホースは『キリ』にしてくださいね。『ストレート』は水がもったいないからね。『キリ』なら遊んでいいよ。ほら、虹になるし。これが条件、OK?」
「わかってる」
「『キリ』だよ。絶対だよ」
「うん、絶対」
「よし、じゃあOK」、と私はホースノズルを『キリ』にセットしました。
(やれやれ)
室内に戻ろうとした瞬間、背後から「カチッ」という音が聞こえてきました。
その後の私の運命は、推して知るべし、です。
私は更なる対策を考えました。
子ども達は、大人が濡れたくなくて逃げるから面白くなってしまうのです。
ですので、夏休みは私が子ども達より先に早飯をし、プールの中で待ち構えておく。
そうすれば戦意を喪失し、静かに遊ぶはずです。
多分・・。