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サンプル工房と鍾乳洞

夏休み2週目、岐阜県郡上市に行ってきました。
3日間にわたり、午前は食品サンプル作り体験、午後は大滝鍾乳洞へ。

古い町並みの観光地ですので、食べ歩きやゆったり食事できるお店はあるものの、リーズナブルで手早いお店が見つかりません。
そこで、今回は出発前、近くのスーパーでおにぎりを大量買いすることにしました。
大きな発泡スチロール箱に保冷剤とおにぎりを詰め、出発。
初日はあいにくの天気でした。
でもサンプル工房に着けば、寿司や天ぷらのリアルさに目を奪われました。
古い教室のような部屋で、アイスクリームのスマホスタンドを作りました。
奥にはレトロ館があり、インベーダーゲーム、ジュークボックス、昔の家電など、懐かしいものが沢山あり、特に子ども達にはファミコンは大人気でした。
そして、恒例のお土産吟味。
店内を行ったり来たり。
ようやく終わったと思ったとたん「腹が減った」となります。
「今日はおにぎりです」
私は冷静に言い切りました。
文句も覚悟しておりましたが、意外にもほとんど異論はありませんでした。
大滝鍾乳洞の駐車場に移動し、車内でおにぎりを配布しました。
さけ、うめ、ツナマヨ、五目、昆布を均等に買いましたが、きわめて順調に、ほぼ全員にいきわたりました。
腹が減っていたので、一瞬でおにぎりの舌になったようです。
ただ、梅がたくさん残りました。
子ども達の大人気は、ツナマヨとさけ、ということを今回学びました。
食べ終わると、釣り堀を一周し、いよいよ鍾乳洞へ向かいました。
急坂を登るケーブルカーに乗り込めば、みんなのテンションも上昇。
洞内では急激な気温差に驚きました。
出口を出れば、また土産店。
お兄ちゃんが弟君に交渉しています。
「ねえねえ、マモル。お家に帰ったら絶対に返すから、ちょっとだけ・・」
(マモルは無視)

(そうそう、それでいいんだ。
だいたい弟は圧倒的不利で理不尽な条件で空手形を掴まされるんだ。その手にのってはいけないね)
それにしても長い・・。
1年生がでかいアイスを食べている。

そろそろみんな揃ったかな。
じゃあ帰ろうか、その前にトイレを。
「オレは大丈夫」
(いやいやいや、絶対に行かなければならないのは、そこにいる「オレ」なんです)
車に乗った瞬間、間一髪、激しい雨が降り出してきました。

2日目も前日を踏襲しおにぎり大作戦。
今回はツナマヨ、サケをたくさん買い配りました。
実は私、この日は鍾乳洞の引率はスタッフに任せ、売店でうどんでも食べようと思っていましたが、発見されたときのリスクを考え、おにぎりで妥協することにしました。
この日は天気もよく、川辺も散策できました。
買い物も早く、何事もスムーズでした。

3日目
私は朝起きた瞬間から、今日はおにぎりは食べたくない、と思っていました。
朝、Bigfootに来た子ども達に、そうめんが好きかどうか聞き取りを行いました。
ほとんどは好きという回答でしたが、約1名の女子、「4日連続でそうめん食べているからやだ」と否定的意見です。
でも、私は鍾乳洞出口にある流しそうめん屋さんが気になって仕方がなかったのです。

「約1名」のお方、とりあえず反対意見をいうけども、実はどっちでもよくて、だいたい結局は自分が一番楽しんでしまう場合が多いので、私も「じゃあ、また考えるわ」と適当な返事をして、朝、スーパーには寄らず、すぐに高速に乗りました。
郡上につきました。
サンプル工房までの涼し気な川辺を歩きます。
ドボン!と音がしました。
1年女子、浅瀬の石で滑り、クラッシュした模様です。
衣服はまあまあな被害状況です。
そして大事な財布も。
なにより、サンプル工房に到着寸前の出来事、当人のショックは測りしれず、しばし茫然自失となっています。
女性スタッフが手を引き、なんとか全員をサンプル工房に連れて行きました。
着替えをなんとかしなければ。
その状況を見たサンプル工房の店員さん、ご厚意でTシャツを貸して頂きました。
ロングドレスのようなTシャツ姿、サンプルを作り、お土産を買い、なんやかんやしているうち、無事気分転換を果たし、見事復活してくれました。
好奇心旺盛な1年生、目を離したらいけませんね・・。

鍾乳洞につきました。
意外にも今日は腹が減った、とあまり言われない。
では、先に鍾乳洞に行ってしまおうと、急ぎ入場券と流しそうめんチケットを買ってきました。
チケットはまとめて私が預かり、ケーブルカーに。
昨日はケーブルカーでテンション高かったのに、なぜか今日のメンバーは「普通」です。
車の中は騒いでたくせに。
日によって違うのは面白いですね。

先頭組、鍾乳洞をもっと味わってほしいのに、ずいずいと先に行ってしまった。
私と数人は出遅れてしまいました。
やっと出口だ、ああ、やっぱ外は暑いな。
山を下れば、いよいよ流しそうめんの店があるが、しかし、みんなはどこで待っているのだろうか。
眼下に店の屋根が見えてきた。
「早く!早く!」
あ、約1名のお方が店から飛び出してきました。
すごい勢いでこっちに駆け上ってきます。
「そうんめんの券!そうめんの券!」
「ちょっと待って」
「ウチが渡すから!」
私の手から券を奪い取ろうとします。
「はいはい、急ぐ急ぐ」、と私も速足で駆け下りました。
店に入ると、麺つゆと箸を目の前に置き、レーンにじっと並んでいる子ども達の姿。
「遅い!遅い!」
「何してたの!」
私は慌てて、店員さんにチケットを渡しました。
「お子さん達、おあずけを食らって、『まだか、まだか』って待ちくたびれてましたよ」
(さっきまで、それほどそうめん、そうめんって言ってなかったけどな・・・)

「じゃあ食べよう」
子ども達が上流に殺到しました。
「一列に並んでください!
奥の人、たくさん流してあげて!」
そうめんを盛り盛りにして、一気に駆け込む子ども達。
取り逃がしたそうめんを再び追いかけようとする。
空腹だった私も10杯以上は軽く食べました
そろそろ満腹だな、と思っていたそのとき、私の背後を、先ほどまで上流に陣取っていた見覚えのあるお方が通りました。
(ああ、片付けか。
さすがにお腹いっぱいだろう)
「麵つゆ交換しよ」
(まだ食うんかい!)

もう食べれない、というほどそうめんを食べました。
みんな大満足だったと思います。

金曜日は外出せずゆっくり過ごしました。
お昼はポテトやウインナーを焼き、ごはんを炊きました。
その日はたまたま中心スタッフが不在でした。
ウインナーを大皿にとりわけたんですが、うかつにも私は数をあまり考えませんでした。
するとどうなるか、先頭組が確保してしまうことになり、後半の人があやかれないことになります。
最後尾の人たち、
「ウチのウインナーが無い!」
目ん玉ひん剥いて怒ってましたよ。

「不公平」に敏感な子ども達、
流しそうめんのことがばれたら怒るでしょうね。
そして子ども達だけではない。
スタッフからも「ああ、私も食べたかった・・」

ああ、食べ物の恨みは怖い。