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背徳の味
この前の平日午後、どうしてもカレーヌードルが食べたくなり、隣のファミリーマートに買いにいきました。
イートインで食べようか、と迷ったものの、まだ時間があると思い、急いでBigfootに戻りました。
室内に充満するジャンキーかつファンキーな匂い。
あと1分くらいかな、
ガチャ
「ただいまー」
(え!早くね?)
1年生のシンゴ君が室内に入るやいなや、私の前に飛んできました。
「え、なにしてるの?」
後悔先に立たず。
「え、これ?カレーヌードル。辛いやつ」
「食べたい」
「ほら見て、ああ、辛そう」
「食べたい」
「・・・」
「食べたい」
(見通しが甘かった・・)
「じゃあ、お箸とお皿持ってきて。ちょっとだけだよ」
わずかの麺、わずかの汁を入れました。
シンゴ君、いい顔です。
「まだ食べたい」
「内緒だよ・・・。最後ね」
汁を飲み干しました。
(温厚なシンゴ君でまだ助かった・・・。これがシノブちゃんだったら修羅場だっただろう・・)
隠れて食べる味って、なんであんなに美味しいのだろうか。
シンゴ君、その日以来、食に関する私の行動をチェックするようになりました。
庭になった赤いミニトマト、黙ってむしって食べた私を見て、シンゴ君、すかさずむしり口に入れました。
でかくなりすぎたキュウリ、味が落ちていると説明しても半分の権利を主張。でも味はやはりいまいちだったようです。
最後に、シンゴ君のお母さんへ。
シンゴ君を覚醒させてしまったようです。
なんかごめんなさい!
