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親と子のギャップ

親であれば、自分の子どもに有意義な時間を過ごしてほしいと思うのは当然です。
漫然と過ごすのではなく、目的意識をもって何かに取り組み、習得してほしい。
私も親としてそう願っています。
しかしながら、子ども自らそれを望んでいるか、といえばそれは全くの別問題です。
このように、親がさせたいことと、子どもがしたいことの間には、多くの場合でギャップが存在するのではないでしょうか。

Bigfootでも当然のことながら、子ども達には有意義な時間を過ごしてほしいと願っています。
ただ、有意義かどうか、それは、それぞれの価値観に委ねられます。
習い事、自由、訓練、躾、体験、学習、運動、自主性、遊び、何を目指せばいいのか。

でもシンプルに考えてみましょう。
親御さんへの最大の貢献とは何か。
それは、「明日も行きたい」「楽しい」いや、そこまでではなくても、最低でも「悪くない」と子ども達に思ってもらえる場所にすることだと考えています。

泣いていないだろうか、ごはんは食べただろうか、馴染んでいるだろうか、お子さんを預けた多くの親御さんが、職場でソワソワとした経験はあると思います。
安心してもらうため、我々からラインを送ることもあります。
入所初日は、「大丈夫でした?」と、皆さん職場から慌てて迎えに来られます。
しかし、そんな心配をよそに、ほとんどのお子さんは強く、あっという間に適応してしまいます。
そして、そのうちに親御さんが迎えに来た瞬間、ため息と同時にオモチャを下に置き、「迎えが早すぎる。なんで遊ぼうとした瞬間に来るの?」とブツブツとクレームを付けるようになるのです。
その時、親御さんの眉間がピクっと動き、
「そんなの知らないよ。
せっかく早く来たのに・・。
それだったら先に買い物しとけばよかった・・。ぶつぶつ・・」となります。

そんなやり取りはありますが、
何より、Bigfootで過ごしてくれたら、安心して職場にいける、それが最大の貢献ではないかと考えています。


何かを習得させたい、という親御さんの気持ちはよくわかります。
でも、お子さんがそれを望んでいない場合、我々の戸惑いがあります。
自ら勉強に取り組む姿勢には支援を惜しみませんし、宿題については、あの手この手を使い、日々促す努力をしています。
ただ、勉強やスポーツなどにおいて、何かを強制したり、懲罰的であったり、そのような考えには違和感を感じます。

「あそこ、行きたくない」
私が最も恐れる言葉です。
同時に、親御さんが最も望んでいない言葉でもあると思います。
子ども達は何を望んでいるか、
子ども心に肉迫せねばなりません。

でも、子ども達の大好きなスマホだけは遠ざけたいと考えています。
スマホに頼らなくても、楽しいことはできる。

子ども達の好奇心と想像力を信じましょう。