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例えば同窓会、久しぶりの再会にテンションはあがります。
各所で盛り上がり、懐かしい旧友との話は尽きることはありません。
そのような時、会場に大声が響き渡ります。
「では、今回の幹事である〇〇さんから、ご挨拶があります!」
ざわざわはなかなおさまりませんが、会場は少しずつ静かになります。
(ああ、あの子か・・)
生徒会長の〇〇君が壇上に登ります。
(ああ、長い・・・)
やっと終わった。
会場は再び大盛り上がりをみせます。
「では、そろそろビンゴゲームの時間です!」
ふたたびスピーカーから大声が響き渡ります。
会場はまだざわめいたままです。
「みなさん、そろそろビンゴの時間です!ステージに注目してください」
各所での会話は打ち切られました。
幹事の方のお気持ちはよく理解できます。
より盛り上がって喜んでほしい。
退屈させたくない。
『間』を持たせなければ。
でも、出席者にとってそんな配慮は不要です。(幹事の方、ごめんさない!)
企画はなくとも、十分楽しい同窓会が成立します。
なぜなら、それは「みんなとしゃべりたい」から来ている。
『間』をもたせずとも、出席者は大きなエネルギーももっていますから。
学童では「三間」が大事と言われます。
「時間」
「空間」
「仲間」
なるほど、よく考えられた言葉です。
『間』を持たせるとは少々違う意味の「間」です。
冒頭の同窓会、幹事の方はこの3要素を揃えてくれました。
こどもの場合は、膨大な「遊びたい」というエネルギーをもっています。
しかし、大人側はついこう考えます
「なんか覚えさせなければ」
「なんかやらせなきゃ」
「なんかためになることをさせなければ」
でも、こども達はこう叫んでいるようです。
「俺たち(私たち)はもっと自由に遊びたいんだ!」
私は違う意味の『間』、
「『間』をもたせなきゃ」
という強迫観念は捨てることにしました。
同窓会での大声のごとく、大人の過剰な干渉は不要です。
といいつつも、大人のサポートは必ず必要となります。
適度でゆるやかなサポート。
こどもが自分の意志で行動しているとき、大人が邪魔をしたらいけないのかな、と考えています。
