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1、2年生のことは多く記してきましたが、3年生もまた興味深い学年です。
平日は3年生の女子たちを学校まで迎えにいきます。
ワンボックスカーに乗るや否や、全員が同時にしゃべりだすのでとにかくうる、いや、賑やかです。
BigFootにつくと、すぐに円卓にプリントを並べ宿題を始めます。
「なんでウチのクラスだけこんな宿題多いのか意味がわか・・」「ねえねえ、聞いて、うち今日・・」「今日の給食、ぜったいにさあ、私の場合は・・」「この宿題、めんど・・」人の会話が終わる前に我先とばかり次々とかぶせ合うので、本当にうる、いや、話に花が咲くのです。
それが口と同時に手も動いているので、本当に感心します。
ここでは詳細は語りませんが、「宿題交換」なる奥義もあるそうですね。
この世の中は弱肉強食、黙って自分の順番が来るのを待っているようではダメです。多少の図々しさがないと世の中渡っていけませんからね。
音読ではよくあることかもしれませんが、おうちの方のサイン欄であることに気付きました。
「Rちゃん、このサイン欄、鉛筆だし、明らかに筆跡が・・・。先生から何か言われたことない?」
Rちゃんは「大丈夫、大丈夫なの」と、私の手からさっと音読カードを奪い返しました。
外遊びを終えた3年生が室内に戻ってきました。
「今日は□□ちゃん(スタッフの名前)がいないから、スライムたくさん作れるね」
「こっちに聞こえてるよ」
M子さんが大量のオモチャをひっくり返してしまいました。
大きな音にみんな驚き、周囲は一瞬静まりかえりました。
みんな唖然とし、M子さんの顔も心なし引き攣っています。
(ごめんなさい・・、しょんぼりのパターンかな)
「わはははは!」
M子さんが突然、大声で笑いだしました。
一瞬、事態がよく飲み込めませんでしたが、3秒もすると全員が、「ひいー、ひいー」と腹を抱えて涙がでるくらい笑っていました。
(箸が転がっても可笑しいというけど、それにしても笑いに転じて乗り切るとは、お見事)
見学の方が来て、入会手続きのとき、Rちゃんも居ました。
私が「ご入会、ありがとうございました」というと、Rちゃんから「お金が入るからありがとうって言ったんでしょう」とスパイスの効いたコメントを頂きました。
このような3年生、各段に他者への興味、コミュニケーション能力が向上しているようです。
そして友達との関係を通して、適度な狡猾さやユーモアを身に着け、いい意味でしたたかになっていく学年なのかと感じます。
他人と自分はどう違うのか、これから、より強く意識するようになるでしょう。
しかし、大人に至るまでの道のりは長く、思春期になれば劣等感との戦いもまっています。
いい意味で鈍感、かつ楽観的に乗り切ってほしいなと思います。