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外出時、車中では子ども達から音楽のリクエストがあります。
スマホをBluetoothでつなぎ、この夏は「ライラック」と「アパツ」をたくさん聴きました。
「次は私の番!」と次々とリクエストがあります。
運転中は操作できませんので、「停まるまで待って」となります。
私が子どもの頃は、CDレンタルに借りに行って、テープレコーダーにダビングし、早送りも巻き戻しもまどろっこしく、好きな曲まで「まだか、まだか」とずいぶん待たされたものです。
ところが現代では、聴きたい曲を即座にチョイスすることができます。
これはスマホをはじめとするテクノロジーの賜物でしょう。
しかし便利な反面、弊害もあります。
なんでも「早送り」できてしまう。
自分の興味の範疇以外、知らない曲やその周辺との出会いの機会は減っているのではないかと思います。
「アパツ」が好きならブルーノマーズもよかろうと思い聴かせますが、子ども達は最後まで聴かず、次をリクエストするのです。
元気な子ども達も、さすがに帰路はリクエストも途絶えがちです。
そうしますと、最初はライラックですが、その後はアマゾンミュージックが自然と流れることになり、アルゴリズムなのか、藤井風になり、RISA、髭ダン、米津、AKB、宇多田ヒカル、倖田來未、大黒摩季、L↔R、織田哲郎、COMPLEX、CCB、吉幾三、クリスタルキング、小柳ルミ子、ジュディオング、久保田早紀、と遡っていくことになります。
で、この曲いやだ、となるのかというと、おしゃべりしているのか、疲れて眠たいのか、車中では穏やかに音楽が流れています。
風景とともに心地よく聴いている子もいれば、「この曲うざい」と思っている子もいるかもしれず、その受け止めはまちまちだと思います。
どちらにせよ、その曲は外出した思い出とともに、心に残るのかもしれません。
子どもの吸収力、感性は大人の想像以上です。
音楽は思い出とリンクします。
そして音楽は喜びを倍にしてくれますし、悲しみを少しだけ減らしてくれますね。