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昔、家族と行ってとても楽しかった「岐阜ファミリーパーク」に行ってきました。
サイクルモノレール、ボブスレー、トランポリン、そして東海地区最長の長大ローラー滑り台。
要塞のようなジェロニモ砦の頂上に、ローラー滑り台のスタート地点があります。
子ども達が我先にと頂上に集まってきました。
誰が先に行くか、「うちが」「いや、オレが」。
なかなか決まりません。
スタート地点は渋滞です。
後ろには小さなお子さんも並んでいます。
そのとき、女性スタッフの草津さん(名前は全員仮名)が、
「あ、私、みんなの滑ってくる様子、下から撮りたいから、先に行くね」
と名乗りをあげました。
最後尾から先頭に立ちます。
そして、草津さんは
「そうだ、トシヒコ君も一緒に滑ろうか」
と一年生に声を掛けました。
トシヒコ君も嬉しそうに「一緒に行く!」と先頭に。
草津さんはトシヒコ君を膝に挟み、準備完了。
「スタート!」
二人は意気揚々と滑っていきました。
ローラーの音が響きわたります。
「もう着いたかな」
子ども達が、はるか下にあるゴール地点をのぞき込みます。
「あ、着いたみたい」
子ども達が順番にスタートします。
4年生のメグミさん、スタート直前に後ろの私を振り返りました。
なぜか目が笑っています。
「ねえ、草津ちゃんがなんでトシヒコ君連れてったのかわかる?」
「え、そりゃあ・・」
私は一瞬考えました。
「そりゃあ、一年生はまだ小さいからでしょ」
私は答えました。
「違うよ(クスクスクス)」
嬉しそうです。
「自分のズボン濡れるの嫌だから、トシヒコ君連れてったんだよ」
(ははあ。そっちか)
草津さんが下で動画を撮っています。
「今日、涼しくてよかったよね」
私は話かけました。
「ほんと、みんな楽しそうでよかったです」
どうやら、いい写真が撮れてるようです。
そして、さりげなく、
「あ、それと、そうそう草津さん、草津さん」
「はい」
「草津さんがスタートした後、噂してたんですが」
「はい」
「トシヒコ君連れてったのは」
「はあ・・」
「ズボンが、その・・、つまり、トシヒコ君を雑巾がわりにした説が・・・」
「は?」
草津さんの顔色が変わりました。
そしてトシヒコ君、そんな物議があった事は知る由もなく、無邪気に園内を走り回り、
メグミさんは帰路、余分で不気味な色の水分を取りすぎたのか、パーキングについた瞬間、青い顔でダッシュしていました。
次回、ローラー滑り台に行ったとしたら、メグミさんは親切にこう言うでしょう
「トシヒコ君、トシヒコ君、一年生だから先に行きなよ。小さい子から先にね」
すると私はこう言うつもりです。
「いやいや、メグミさん。遠慮しなくて大丈夫だよ。ぜひ一番に行ってください。ねえ、トシヒコ君」
その時、今度は私の目が笑っている事でしょう。
