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忍者屋敷

暑い夏休みが始まりました。
第一週、3日にわたり伊賀の忍者博物館に行ってきました。

「初日」
2台に分乗し出発。
レゴランド、長島スパーランド横を通り、昼前に伊賀上野に到着。
先に腹ごしらえすべく、ジョイフルに入りました。
唐揚げとポテト、ピザ、カツカレー、醤油ラーメン、うな丼?、鬼滅とコラボの三色プレート(クリアファイル付)!、ガトーショコラ? 
まあ・・・、夏休み始まったばかりだし…。
忍者屋敷に到着。
チケットを順番に配ります。
たくさんのからくりがあります。
特に床に隠された刀に興味深々でした。
そして、大好きなお土産コーナー。
まだ悩んでる。長い・・・。
忍者ショーは休演でしたが、さしてクレームもありませんでした。
ただ、もう一台の帰着が遅く、「誰々がガチャをやるかどうかで迷っていたから」らしいです。
みなさん、使い切らなくていいですからね。
大事な初日、外出ベテラン組の編成にしましたので、終始順調でした。

「2日目」
A:温厚チーム = 1年生、5年生女子
B:アクティブチーム = 1~3年男子

平均的なチーム分けではなく、「アクティブキーマン」達を圧縮し、スタッフもそこに重点配置したほうが戦略上有効では、という結論に達しました。
すると、スタッフのS君がBチームの引率を強く希望したので、私はAチームに専念することにしました。
前日の経験から、ジョイフルは危険だと判断し、今日はすがきや一択でいくことにしました。
朝から、すがきや舌にする作戦。
ラーメンメニューを印刷し、まずAチームに見せました。
「やったー、すがきや!」と、喜んでくれてます。
Aチームは全員そろったので、すぐに出発しました。
BチームはS君に任せました。

Aチーム、一足先にフードコートに到着しました。
1年生のキンちゃんはさっそくガチャガチャに向かいました。
やっていいか、と訊くので、「自分で決めればいいけど、絶対忍者楽しいから、いまは我慢したほうがいいと思うよ」と話しました。
5年生のお姉ちゃんと友達、そして私も重ねて説得を試みましたが、キンちゃんは「大丈夫、大丈夫」と、我々の制止を振り切り、持ち金の大半をここで使い果たしてしまいます。

Aチーム、横一列にみんな並び、ゆっくりとラーメンを食べています。
(写真でも撮るか。さて・・)
スマホをポケットから取り出そうとしたその時、
ドタドタドタドタ!という複数の足音。
背後から「早いですね」というS君の声がしました。
(え、それはこっちのセリフ・・・)
「腹減った!腹減った!」
静かだったフードコートが一気に騒がしくなりました。

「みんな。あっちのほう空いてるよ」
私は離れた席を指さしましたが、みなそれどころではなく、大好きなフードコートに来て、浮き足だっています。
でも、しばらくガチャガチャに行ったりして、少しだけ落ち着いてきたようです。
何しろ、腹が減っているに違いありません。
私がトイレから戻ってくると、あれ、みんなどっかに行っちゃった?というくらい、気配が消えてます。
よくみると、Bチーム全員、席に座り、一心不乱にラーメンをすすっています。
どうやら、作戦は成功のようです。

係の方から必ず注意事項を読んでから忍者屋敷に入ってください、と釘を刺されました。
昨日は言われなかったのに。
チケットを奪い取った瞬間、入口にダッシュをかけるBチーム。
「すいません!注意事項を」
係の方が叫びます。
「まだダメ!一回戻って!」
と私も叫びました。
一斉にくるりと反転し、全員ダッシュで戻ってきました。

看板の前。
「さて、みなさん、ここに書いてある注意事項を絶対に守ってください。
では、サナエちゃん、読んでみて」
「えー、館内での飲食はお控えください。次に・・」
5年生のサナエちゃんが、順番に読み上げてくれます。
「えーと、これはなんて読む?退?タイカン?」
私が引き取りました。
「えーと、これはつまり・・・・」
一呼吸。
「いうことをきかない人は、ここから出ていってください!!」
「・・・」
「と、いわれる場合がありますよ。という意味です。
はい、ではいきましょう」
ダッシュが少しゆっくりになったようです。

「一人づつ!一人づつ!」
屋敷内にスタッフの声が響きます。
からくり扉に群がるBチーム。
地下には水蜘蛛、本物の手裏剣や道具がたくさん並んでいます。

土産コーナーにきました。
値札を見て、何回も何回も小銭を数える3年男子。
心配しなくても増えてないから大丈夫だよ。

キンちゃんが「こっち来て。いいからこっち来て」と私の手を引っ張ります。
「いくら?」
苦無という武器です。
「○○円」
「買える?」
「・・・。足りないね・・」
「はああ・・。これは?」
手裏剣です。
「○○円。うん・・。きっと無理じゃないかな・・」
肩を落とすきんちゃん。
「お姉ちゃんに相談したら」
車中では弟にくっついて寝ていた優しい5年生の姉。
でも、「絶対貸さない」らしいです。
日頃の行いを見ていればこそ、そして
弟への愛があればこそ、絶対に妥協しないようです。


今日は忍者ショーがあります。
お尻を突き刺された効果音に、腹を抱えて笑う子ども達。
迫力満点の殺陣が終わりました。
終演の余韻の中、アナウンスが。
「こちらで手裏剣打ちの体験があります。整理券を販売しておりますので、ご希望のかた・・」
私は下見をしていました。
子ども達には一切目もくれず、一目散に出口に。
「やりたい!やりたい!」
キンちゃんが追いかけてきました。
「お願い!お願い!一回だけ」
せっかくなので体験してほしい気持ちもあります。
私の中で葛藤がありました。
ただ、帰りの時間の事情もありますし、それにキンちゃんの場合は・・・。
「時間もないからごめんね。それとキンちゃんの場合、お小遣いが・・・」
「一回だけ!」
私はお姉ちゃんを見ましたが、どうやら方針に変更はないようです。
でもさすがキンちゃん、切替が早いです。
その後、残りのお小遣いをなんとか工夫し、無事、お土産を買えたようです。
前半、我々の説得も顧みず、欲望のままに突っ走ったキンちゃん。
でも、この夏、きっと大きな教訓を得たに違いありません。

そしてキンちゃんのお姉ちゃんとお友達の5年生コンビは、というと、誘惑をおさえ、もう一軒のお土産屋に寄ることを私に交渉し、最終的にお気に入りのお土産をゲットしたようです。
さすが、5年生ですね。


「3日目」
この日も同じく、すがきや作戦。
新しく参加してくれたメンバー中心でしたが、とても穏やかに行くことができました。
「チケット、ちゃんと自分でもってないから、落とすんだよ!」と3年生のお兄ちゃんが1年生の妹に怒られてました。
暑くて疲れたと思いますが、きっと楽しい思い出ができたと思います。

外出すれば、興味は外の世界に向きます。
気になる友達関係も、いっとき忘れる事ができるのでは。
私はこれからもそういう日をたくさん作ろうと思っています。
お金の使い方も重要です。
額、使い途はお母さんと是非ディールしてください。

そして今回、行き先については、歴史に興味を持って欲しい、という意図が強くありました。
私はエンタメ性をもつ忍者という存在が、その入口としてとても相応しいと考えました。
ここは、家康の伊賀越えの舞台となった地でもあり、戦国時代にも深く繋がっています。
そして隠密説もある松尾芭蕉の生まれた地でもあり、ロマンを感じる歴史の街です。


お土産について、少々物騒な代物もあったかもしれません。
でも、お子さんが悩みに悩んで買ったお土産です。
お父さんお母さん、
夏休みの一回くらいは
「人に向けないの!」
といわずに、
「うぬ~!やられた~!」
といって、大袈裟に斬られてあげてください。

では次は岐阜編でお会いしましょう。