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呼び名について
生まれてこの方「先生」と呼ばれたことがなく、実際「先生」もでないので、「先生」は居心地が悪く、私は子供達に「さん」付けで呼んでもらおうと思っていました。しかしながら、実際には子供達は私を「先生」と呼びます。「『田中さん』でいいんだけど・・」と説明しましたが、「先生」と呼びたいとのことです。
よくよく訊いてみますと、保育園、幼稚園から言い慣れてること、それと決して崇拝して気を使っているのではなく、「せんせー」という、ひとつの親しみをこめた愛称として使っているようです。またスタッフの名前や、難解な漢字を覚えるのは、実に大変な作業であり、誰に対しても大人には「せんせー」と呼ぶのも、実に知恵のあることだと妙に感心してしまいました。
大人への呼び名はその子特有のイメージがあると思いますので、強制するものではなく、その子が選ぶ呼び名でいいのではないかと、私は思うようになりました。
「先生と呼ぶな」「先生と呼べ」。
呼び名など私にとってはどうでもいいことになりました。
